国内の新型コロナウイルスの感染者は16日、全都道府県と空港検疫などで新たに1万4854人確認されました。

全国の重症者は、前日より40人増えて1603人となり、4日連続で過去最多を更新しています。

政府は16日、新型コロナウイルス感染者の急増を受け、東京など6都府県に発令中の緊急事態宣言について、茨城、栃木、群馬、静岡、京都、兵庫、福岡の7府県を追加する追加しました。

新たな期限は9月12日までとなります。

政府が16日、静岡県など7府県に緊急事態宣言を広げる方針を固めたことに先立ち、川勝平太知事は緊急事態宣言を静岡県に適用するよう国への要請に踏み切りました。

15日の日曜日に県内の感染者が過去最多の394人に達したことを踏まえました。

病床使用率が60%を超え逼迫状況が深刻化している上、県内の感染場所が事業所や家庭、学校、保育園など多岐にわたっていることが背景にあります。

県は、8日から適用されているまん延防止等重点措置では爆発的な感染拡大に歯止めがかからず、踏み込んだ対応が必要と判断。

13日の事務レベル協議。

本県を含めた相次ぐ発令要請に政府側が折れた形です。

川勝知事は同日の臨時記者会見で「本県は危機の度合いが最も深刻となっている」と強調しています。

この一年半の間に、重症者対応できる医療資源を増やすことができなかったことが菅政権の最大の失敗です。

法律を作って強制的に増やすことが政治の仕事だとあらためて痛感しています。

一刻も早く国会を召集し、事態の打開を図るべく政府・与党に要請し続けます。