政府は、「まん延防止等重点措置」の適用地域に、静岡を含め8県を追加し、期間は、今月8日から31日までとする方針を決定しました。

国内では4日、過去最多の1万4207人の感染が判明。全国で感染が急拡大しています。

重点措置の対象地域では、飲食店に午後8時までの営業時間短縮要請に加え、原則として酒の提供停止を求めます。

「感染が下落傾向にある場合」に限り、知事の判断で午後7時まで酒の提供を認めます。

国立感染症研究所の推計によると、インド由来の変異ウイルス「デルタ株」の割合は、今月初めに関東地方で約90%、関西地方で約60%に達したと発表しています。厚生労働省の助言機関は4日、「デルタ株への置き換わりが進む中で、感染者数がこれまでにはないスピードで増大している」と指摘。

人出の減少も限定的で、首都圏を中心に「当面、感染拡大の継続が避けられない状況だ」としています。

県は、国から突然の連絡で“困惑”もあったようですが、4日夜に適用に向けて準備を進めています。

具体的には、どの市町を対象に指定するか、飲食店の時短要請に向けた準備、大規模集客施設への対応などです。

なお、4日夜、県の新型コロナ対策専門家会議は、県内の感染状況について、爆発的な感染を示す「ステージ4」への引き上げを全会一致で決定しています。

医療体制をしっかり保持し、ワクチン接種も着実に進めていけるよう、全力で県をサポートしていきます。

みなさんの不安を解消し、期待に応えられるよう全力を挙げて取り組みます。