巨人の長嶋茂雄さん死去 静岡県内ゆかりの地から 悼む声
プロ野球・巨人の終身名誉監督の長嶋茂雄さんが3日亡くなりました。
89歳でした。
静岡県内の長嶋さんのゆかりの地からは悼む声が聞かれました。
長嶋さんは選手として活躍していた昭和42年からの7年間、伊豆の国市の大仁地区を拠点に自主トレーニングをしていて、地元ではその縁をきっかけに大仁駅周辺の道路を「長嶋茂雄ロード」と名付け、9年前(2016年)には長嶋さん本人も訪れていました。
長嶋さんが亡くなったことについて、「長嶋茂雄ロード」からは悼む声が聞かれました。
菓子店を営む60代の女性は、「みんなが大切に思っている特別な人で、ここに来てくれたときは大勢の人が集まった。病気をしたあとでも立って歩いていたので、リハビリを頑張っているんだなと思っていた。残念です」と話していました。
【“最後にプレー”静岡市の球場からも惜しむ声】
長嶋茂雄さんが現役を引退した1974年に最後にプレーしたとされる静岡市の球場からも「ミスタープロ野球」の訃報を惜しむ声が聞かれました。
静岡市駿河区にある「草薙球場」は長嶋茂雄さんが現役を引退した1974年の11月に行われた日米野球の最終戦で、長嶋さんが最後にプレーした球場とされています。
球場の一角に設けられた展示コーナーには、長嶋さんがその試合で4打数2安打1打点と活躍したことや、チームメートだった王貞治さんらと一緒に写った写真などが紹介されています。
球場を管理する団体の石神行男さんは、「打っても守ってもアグレッシブなプレーが印象に残っています。子どものころのヒーローだったので、ひとつの時代が終わったのかなと感じます」と話していました。