細川玉緒さんと

2月7日(朝0705?0720)ラジオ日本「細川珠緒のモーニングトーク」に出演します。

邦人救出についても聞かれ、概要はこんな感じ。

民主党政権時、野党の自民党が検討した「邦人救出」素案を精査したことがある。

私が想定したパターンは3通り(いずれも現実的に起こりうる可能性が高い)

1)北朝鮮が崩壊した場合に、拉致されている日本人を奪還・保護するため。

2)北朝鮮が韓国・ヨンビョン島を砲撃したが、この砲撃拡大でたとえば仁川空港に邦人が助けを求めて終結した場合。

3)PKO活動中の自衛官やNGOが目の前で連れ去られ、追跡・奪還する場合。

自衛隊が派遣されるとならば、「危険でないこと」「相手国の同意があること」が前提だが、「危険だからこそ自衛隊がいく」と言っていた。

その趣旨は分かる。

しかし「相手国の同意」がやっかいであり、それは外交決着がまず先に立つ。

防衛省内で検討した結果は「ハードルが相当高い」というものであった。

立場を変えてみれば「万が一、大震災が発生し、どこかの国が自国民保護の名目で我が国の了承なしに軍隊を派遣、活動することは」軍隊が他国に駐留する場合「地位協定」をむすばねばならない。

政権が自民党に戻り「救出法」は「輸送法」となって成立した。

そのための組織は陸上自衛隊習志野駐屯地に相当鍛えられた「特殊作戦群」が存在するが、自衛隊派遣はかなりのハードルがある。