長泉町 『本宿用水』 世界かんがい施設遺産に登録。

11月にインドで開催される国際かんがい排水委員会(ICID)国際執行理事会において、

「世界かんがい施設遺産」として登録される旨がICID本部から通達があり、4日(土)登録表彰式行われました。

本宿用水は、黄瀬川の「鮎壺の滝」上部にある新井堰(せき)から取水し、延長540メートルの隧道(ずいどう)と480メートルの水路で構成します。

降水時に暴れ川となる黄瀬川は稲作に向かないため、領主の天野三郎兵衛康景が1603年に完成させた。隧道通水の水利や鉄のノミを使った人力の掘削、あんどんを使う測量など高度な技術が結集し、67年後の深良用水(裾野市)建設の手本にもなっています。

現在も本宿共有財産等管理委員会や本宿部農会など有志が維持管理し、水田に安定供給しています。

地域の歴史を世界に広めるチャンスです。